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話題のチバニアンを紹介してみた!

そもそもチバニアンって何ですの!?

こんにちは。
最近よく耳にするようになりましたね、「チバニアン」という言葉。
実はかなり話題に登っていてちょっとした騒動にもなっているんです。
でもそれが何なのかはよく分からないという方も多いんではないでしょうか。

「地球磁場転換期とされる77万年前の地層」が市原市で見つかり、
地質時代の名称(白亜紀とかジュラ紀とかいうアレです)のひとつとして
初めて「チバニアン(千葉時代)」という日本の土地の名前が
付けられることになりそうだということなんです。

今年中にも正式決定される見込みで、そうなれば歴史的資料として世界的に注目を集める
場所になること間違いなし!

これは市原に本拠地を置く我々やます探検隊(今できました)が実際に現地へ行って
チバニアンの全貌をお知らせしないわけにはいきません!
もう一度いいます。探検隊は今できました!

 

最寄り駅は小湊鐵道「月崎」駅

電車で行くなら、小湊鐵道の「月崎」が最寄り駅です。
小湊鐵道っていいですよねー、春は菜の花とのコラボレーションが素敵です。

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さて問題の地層ですが、この月崎駅から徒歩だと30分くらい。
県道81号線を南下して「田淵会館」という地域の投票所が現地への入り口になっています。
ここにも駐車場はあるんですが、数台分のスペースしかないので近くの臨時駐車場などを
利用するのがいいと思います。

この一角から養老川の方へ降りていきますが、
道のりはおおよそ500mくらいでしょうか。
周囲に案内看板があるので迷わないでいけると思います。

川沿いの道は滑りやすいので、トレッキングシューズや長靴などを履いていったほうが良いです。
これは強くおすすめします!

・・・なぜならば。
私はビジネスシューズで突撃して、とっても後悔したからです(笑。

chibanian1

 

 さあ、いよいよチバニアン!

その崖には「地球磁場(N極・S極)逆転期の地層」と書かれた赤い看板が。chibanian2
ここにもちゃんと説明が書かれていて、この地層は77万年前に今でいう長野県の
古御岳火山が噴火した際に海に堆積した火山灰層で、その後地面が隆起して
ここに出現したんだそうです。

 

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3色の杭が打たれた部分がその地層。下に行くほど古くなります。
緑色の杭が現代とおなじ磁場の地層、黄色は磁場がふらふらしていた時代の地層(笑。
そして最後の赤い杭が、地球の磁場が現代とは逆だったころのものなんですって!!

・・・素人目にはさっぱり違いがわかりません!!!

しかし地球が誕生して45億年でしたっけ、
ここに見えているのは77万年前〜12万6000年前までの時代の証明なんですよね。

この「地球磁場転換期」の地質時代がチバニアン(千葉時代)と呼ばれるようになるかどうかは、
イタリアにある同様の地層と競争中らしいのですが、2017年の第一審査では日本が勝利しました。
そして今年中には正式決定されるということですが、もうほぼ決まったも同然なんだとか。

千葉が世界の歴史に名を刻む瞬間、待ち遠しいですね!

 

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“ひらのん”からのコメント

私たち人間なんて、ほんの80〜100年生きるだけですよ。
そんな視点で見てみると地層ってやっぱり壮大過ぎるロマンの塊なわけです。